「永久歯が足りない」「乳歯が生え変わらない」 こんなお悩みはありませんか?
永久歯の先天性欠損(先天性欠如)とは、永久歯が生まれつき足りない状態を指します。2010年に発表された調査では、7歳以上の子どもの10人に1人の割合で欠損していました。
歯の欠損が放置されると、周囲の歯に影響を歯並びや咬合に問題を引き起こす可能性があります。また、大人になっても乳歯が残っている場合も、永久歯が欠損していることが原因かもしれません。
先天性欠損歯が引き起こす悪影響
先天性欠損では、何らかの理由によって永久歯のもととなる歯胚(しはい)が不足しているために、歯が生えてきません。この欠損が放置されると、周囲の歯に影響を及ぼし、次のような問題を引き起こす可能性があります。
歯並び・噛み合わせ
欠損した歯の両隣の歯が倒れたり、噛み合う上の歯が伸びたりするため、歯並びや噛み合わせが乱れてしまいます。
咀しゃく・滑舌
食べ物の切断やすり潰す効率が悪くなったり、隙間から空気が漏れて滑舌が悪くなるなど、口腔機能が低下します。
見た目
特に前歯の欠損は目立つため、コンプレックスを感じやすいです。奥歯の場合でも、大きく口を開けて笑うと目立ちます。
大人になっても残っている乳歯のデメリット
先天性欠損は、大人になっても乳歯が抜けずに残ってしまう原因になります。大人乳歯は永久歯の代わりにはならず、トラブルの原因になり得ます。
虫歯になりやすい
永久歯よりもエナメル質が薄く、歯質も柔らかいため虫歯になりやすく、進行しやすいです。
歯を失いやすい
歯根が短く、抜けやすいだけでなく、抜けても生え変わらないので歯抜けのままになります。
歯並びへの悪影響
乳歯は永久歯よりも小さいため、歯間に隙間ができたり、デコボコした歯列になりやすいです。
大人の先天性欠損歯の治療法
先天性欠損歯の治療法は、空いたスペースを閉じる方法と、足りない永久歯を補う方法の2種類に大きく分けられます。患者様のお口の状況や、治療に対する希望に合わせた治療法をご提案し、患者様ご自身に受ける治療を選んでいただきます。
欠損部のスペースを閉じる治療法
マウスピース矯正
頬側矯正
舌側矯正
欠損歯の場所や本数に条件はありますが、矯正治療によって空いたスペースを閉じる治療が可能です。当院ではマウスピース矯正、ワイヤー矯正(頬側・舌側)いよる矯正治療をご提供しています。
足りない永久歯を補う治療法
ブリッジ
入れ歯
インプラント
インプラント、ブリッジ、入れ歯による治療法が、これに分類されます。先天性欠損が起こる場合、多くは1~2本程度ですが、まれに3本以上の歯が欠如している方もいます。矯正治療は多くの歯がないケースでは適しませんが、特に入れ歯とインプラントは幅広い症例に対応できます。
子供の先天性欠損歯の治療法
当院では、先天性欠損歯のお子様には、顎顔面矯正を行っています。永久歯がない乳歯を、その手前にある乳歯が抜けた時点で抜歯し、空いたスペースを閉じるように歯を移動させます。なお、欠損歯に対応する永久歯がある場合、その歯を抜かなくてはならないケースもあります。
大人の矯正治療と変わらないように思えますが、成長期にある子どもであれば成人よりも短い期間で治療を終えられます。また最近の子供はアゴが小さく歯がキレイに並ばないこともあるため、6~7歳になったら歯科医院で欠損歯はないか、アゴは正常に成長しているかなどをチェックしてもらいましょう。
つつい歯科では無料カウンセリングを
行っております
大阪つつい歯科・矯正歯科では、先天性欠損の患者様へのインプラント治療や矯正治療に対応してまいりました。患者様によっては、どちらもの治療が必要になることもあります。
インプラントを得意とする院長と矯正担当医が中心となって、患者様のお口の状況に合わせた治療法をご提案いたします。「歯が足りない気がする…」「大人になっても乳歯が生え変わらない!」といったお悩みをお持ちの方は、ぜひ当院の無料カウンセリングをご利用ください。