みなさんこんにちは! 歯科医師の上田愛美です♪ みなさん、口の中の病気って虫歯や歯周病だけが原因だと思ってないですか? 今日は酸蝕症についてお話ししたいと思います 酸蝕症って何??って思う方多いかもしれません 酸蝕症とは酸性の食べ物や胃酸、そして酸を使った業務を長年続けることで、
体の中で一番硬いはずのエナメル質が溶けてしまう病気です
症状は、知覚過敏のようにしみたり、酷くなってくると虫歯のような痛みが出る場合があります また、歯の表面のエナメル質が溶けることで象牙質が見えてきてしまい、虫歯になりやすくなります 原因はお酢やスポーツドリンク、フルーツの常食など酸性の食べ物によって歯が溶けてしまったり、摂食障害や逆流性食道炎など体内からの酸が主な原因です また、酸を使った業務(例えば一般的には蓄電池工場、肥料工場、顔料・染料工場、火薬製造工場、鉱金工場等の無機酸や有機酸を扱う製造行程がある事業所)がある職場で働く方も酸蝕症になりやすいとされています 酸蝕症にならないためには ①酸性の飲食物を口にした後や胃酸などが歯に接触した場合は水で口をゆすぐ ②酸性飲食物をだらだら食べたり飲んだりしない ③寝る前には酸性の飲食物を控える ④唾液の分泌を促す といった対策が必要です。 酸蝕症で歯が溶けたところの治療は ①被せ物や詰め物を入れる ②食生活指導 ③薬剤の塗布にて知覚過敏の緩和 などが必要です 酸蝕症は、歯科医院で指摘されて初めて発見に至ることも多く、ご自分では気づきにくいです ですが、一度歯が溶けてしまうと皮膚のように歯は再生能力はありません 日頃の検診、ケア、ご自分の生活を整えることが非常に大事です!! 気になる方は一度、歯科医院でチェックしてもらってください☺️
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