よく「差し歯・詰め物」が取れてしまい、ご来院される方がいらっしゃいます。
中には、この外れた「差し歯・詰め物」をうっかり飲み込んでしまってどうしよう!?とご連絡いただくこともあります。
ほとんどの場合で、数日〜1週間で便と一緒に排出されますのでご安心ください!
もしも、胃のむかつきや腹痛など、体調に不具合があれば、内科でレントゲンを撮影して確認をしてください。
その際は、何を飲み込んだか、医者に詳しく説明してください。
飲み込んだときに、咳き込みが激しかったり、苦しさを感じる場合、喉にひっかかりを感じた場合は、気管に入ってしまった可能性があります。
これを「誤嚥」といいますが、誤嚥した場合はただちに内科を受診する必要があります。
放っておくとつめものに付着した細菌によって「誤嚥性肺炎」を引き起こす可能性がありますので、ご注意ください!
「差し歯・詰め物」は時間の経過とともに劣化していくため、必ずしも一生使えるものではありません。
段差ができたり、接着が弱くなったり、二次虫歯ができたりすることで、どうしても外れてしまうことがあります。
つまり、外れてしまったということは、その部分が虫歯になっている可能性があります。
特に、神経をとってしまった歯は痛みが出ないため、放っておいても大丈夫だと思いがちですが、
虫歯はその間にも進行し、最終的に歯を抜かなければいけなくなってしまいます。
外れた歯をなるべく早く治療することは、とても大切です。放っておくと、状態が悪化することがありますので、早めの診察をお勧めします。