みなさんしっかり歯を磨いているはずなのに、なぜか寝起きの口臭が気になるってことないですか?
そこで、寝起きの口臭予防対策として3つの方法をご紹介したいと思います。
【寝起きの口臭の原因とは?】
まず口臭のそもそもの原因はお口の中の「細菌」です。
そして、睡眠中は、「だ液」の分泌が減り、お口の中の「細菌」が最も増殖します。
だ液には細菌を洗い流す効果があり、これが少なくなると口臭の原因になります。
つまり、口臭予防は「細菌の除去」と「だ液の分泌」の2つが基本になります。
【寝起きの口臭対策3選】
対策1 歯磨きで取れない細菌を除去!
しっかり歯磨きしているようでも、実際に細菌が残っている場合があります。その一つが「歯と歯の間のプラーク(歯垢)」です。プラークはただの食べかすではなく、細菌のかたまりです。
歯と歯の間歯ブラシではしっかり取れないので、「フロス」や「歯間ブラシ」でしっかり汚れを落とします。
対策2 舌苔を除去!
細菌は歯だけでなく、実は舌にもこびりついてます。舌についた細菌は白っぽく苔のようにみえることから「舌苔(ぜったい)」と呼ばれます。舌苔用のブラシもありますので、白っぽくなっている方はぜひご相談ください。
対策3 水分補給
だ液の分泌を良くするために、うがいや寝る前に水を飲みます。ジュースなど、酸性が強いものはかえって口臭の原因となりますので、水が基本です。ちなみに、お酒を飲むとアルコールの分解に水分を必要とするので、だ液が出にくくなります。つまり、飲酒も口臭の原因となります。
【歯周病の検査と治療をおすすめします】
口臭の原因として同時に疑われるのは「歯周病」による細菌増加です。
歯周病は自覚症状が少なく、気づかぬうちに進行し、最終的には歯が抜けていく怖い病気です。
当院にも、30代、40代で歯周病で歯を失ってからお越しになる方が大勢いらっしゃいます。
口臭は、歯周病の進行のひとつの特徴です。
口臭が気になる方は、歯を失う前に、
歯周病の検査とも必ず受けていただくよう強くおすすめします。