みなさまこんにちは、歯科助手のアルチャナです。
前回に引き続き3つ目をご案内させて頂きます。
③歯周病と糖尿病
糖尿病が歯周病と関係が深い事はずいぶん前から分かっていました。糖尿病を患っておられる方はインスリンが不足したり、働きが悪くなるため傷の治りも遅く、細菌感染を引き起こしやすくなり歯周病の進行を早めてしまうのです。反対に歯周病菌が産生する物質にインスリンの働きを邪魔するものがあり、そのため血糖値をコントロールするのが難しくなります。歯周病治療をする事で糖尿病の症状が良くなることも報告されているほどです。
◎インスリンとは?
インスリンとはすい蔵から分泌される血糖値を下げるホルモンです。健康な状態ではすい蔵から分泌されるインスリンは細胞に糖を届け、それにより細胞はエネルギーを蓄えます。糖尿病の場合インスリンの分泌量が減ったり効果が低下し細胞にうまく糖(栄養素)行き届きません。その結果、おのずと高血糖になってしまうのです。
これまで3つの悪影響についてご案内させて頂きましたが、このように歯周病は全身と大きく関わっているのです。全心疾患の予防のためにも毎日のケアと歯科医院でのメンテナンスがとても大切なのです。
肥後橋・西梅田・渡辺橋・中之島・淀屋橋/フェスティバルタワー筒井歯科