おはようございます☀
副院長の筒井万里子です。
先日、大阪大学大学院時代の恩師、今里教授をお招きして勉強会を開催しました!
今里教授は様々な歯科材料の研究をされており、特に虫歯を治す材料を開発・発明され世界を牽引される研究者のひとりです。
私は、その方の元で研究させてもらい、抗菌性のある接着剤の歯の中にある細胞に対する影響を調べていました。
当時の先生は厳しく、研究も毎晩遅くまで、休みの日も関係なく続き、失敗ばかりで泣きたくなる事もありました。その中でも、先生の研究に対する熱意と指導してくくださる愛情を感じ、なんとか4年間の研究成果をまとめ上げる事が出来ました。世界中の研究者が目にする雑誌に自分の論文が掲載された喜びは今でも忘れる事が出来ません。
そんな研究の日々から遠ざかっていたのですが、久々の今里教授の講演内容は忘れていた部分を再確認する事が出来、新しい研究内容、そして、それを日々の診療でどのように活かすのか、という所までお話し頂き、集まっていたドクター皆が非常に学びの多い講習会となりました。
医療の分野では研究する人、診療をする人に大きく分かれますが、この二つは常に相互に刺激し合い、意識しながら、医療の発展に努めていく必要があると思います。
日本ではなかなか、この二つを両立する事が難しく、どちらかに偏ってしまう傾向がありますが、新しい研究結果、エビデンスを元により上質な医療を提供出来るよう研鑽していきたいと思いました。
肥後橋・西梅田・渡辺橋・中之島・淀屋橋/フェスティバルタワー筒井歯科